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今までにダイエットに失敗した人は必見です。
女性の方なら肥満とまでは言わなくても、体重を気にされる方が多いのではないでしょうか。肥満は、消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなるとおこります。
しかし摂取カロリーを制限してもなかなか痩せられない、食欲がどうしても抑えられないなど実は体調や体質が関係しています。
漢方では、体質改善で無理なく健康的にできる漢方ダイエットを紹介します。太る原因にもいろいろなタイプがあり、そのタイプによりダイエット方法も異なります。
元気不足タイプ
あまり多く食べないのに太って困る方です。
胃腸の元気不足が原因で、食べたものが腸の中に長時間停滞し不必要のものまで吸収してしまいます。また新陳代謝も悪いので食事を制限しても痩せれません。筋力が落ちているので色白でぽっちゃり、疲れやすい、むくみなどがみられます。甘いものが好きなのがこのタイプの特徴です。
漢方としては、胃腸に元気をつけ、機能を高めることで不必要なものは排泄し筋力アップで新陳代謝をあげます。
アドバイスとしては、甘いものを好むのは胃腸の働きが悪くてエネルギー源が不足しがちで、食べるとすぐエネルギーに代わる甘いものでその場をしのごうとするため、間食に甘いものを摂ると食事のときの胃腸の働きが悪くなるのでかえって肥満を促進してしまいます。
ですから、消化されやすい食べ物をよく噛んで食べ、軽い運動で代謝を高めましょう。激しい運動は機能がより低下するので逆効果です。
元気不足タイプに用いられる漢方薬
防已黄耆湯（ぼういおうぎとう）・六君子湯（りっくんしとう）・香砂六君子湯（こうしゃりっくんしとう）・補中益気湯（ほちゅうえっきとう）など
ご予算：1ヶ月分で5,000円〜18,000円ぐらい
食べ過ぎタイプ
油っこいものやお酒が大好きな方です。
暴飲暴食・摂食過多・美食・不規則な食事時間・早食いなどが原因で、代謝しきれないカロリーが脂肪やコレステロールとなり蓄積します。これがさらに代謝や機能を障害し、肥満をより進めることになります。また、暑がりや便秘がちです。
漢方としては、からだに溜まった不要なものを排泄させます。
アドバイスとしては、基本的には摂取量の過多が大きな要因ですから、よく噛んで時間をかけて食事をしましょう。
早食いをすると短時間では満腹感が生じないため、過度に飲食物を摂取してしまいます。よく噛むと少ない摂取量で十分に満腹を感じ、からだが余裕をもって代謝を行えます。
さらに、適度の運動を行うと代謝がより活発になり減量の助けになります。
食べ過ぎタイプに用いられる漢方薬
平胃散（へいいさん）・防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）・二陳湯（にちんとう）・大柴胡湯（だいさいことう）など
ご予算：1ヶ月分で5,000円〜18,000円ぐらい
ストレスタイプ
体重の増減が激しい方です。
精神的に不安定でストレスをためやすく偏食傾向があり、イライラしやすい。過激なダイエットに走りがちで拒食や過食を繰り返し体重の変動が大きいのが特徴です。
若い女性に多く、ストレスをうまく解消できずに栄養分や水分の循環が滞って代謝が悪くなり、むくみが起こりやすくなります。
漢方としては、ストレスが原因なのでストレスを和らげ、自律神経の調節を整えていきます。
アドバイスとしては、ストレスを解消することが先決です。ストレスの原因になっていることをなるべく取り除き、リラックスを心がけ運動やハーブティーなどを用いるのもよいでしょう。
ストレスタイプに用いられる漢方薬
逍遥散（しょうようさん）・開気丸（かいきがん）など
ご予算：1ヶ月分で5,000円〜18,000円ぐらい
血液ドロドロタイプ
血の流れが悪い方です。
上記のタイプの肥満が継続することで血液の流れが悪くなったり、手術・分娩などにより肥満が始まります。体が重だるい・肩こり・頭痛を呈する。女性では月経痛や月経不順をともなうことが多いです。
漢方としては、血行を促進させ循環を正常化させます。
アドバイスとしては、血行不良が原因ですので体を温めて血液循環をよくしましょう。腰や下半身を中心にした運動やストレッチがおすすめです。
血液ドロドロタイプに用いられる漢方薬
桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）・桃核承気湯（とうかくじょうきとう）・冠元顆粒（かんげんかりゅう）など
ご予算：1ヶ月分で5,000円〜18,000円ぐらい
ポイント！
タイプにあったダイエットをしましょう！
実際には、複数のタイプが混在している場合やそのときの環境にも影響を受けやすいのできっちりタイプを別けることはできませんが、間違った方法で痩せようとするとからだに負担をかけてしまい、かえって不調をきたす可能性もあります。
また漢方で痩せると崩れたバランスを整えていきますので体調がよくなり、太りにくい体になります。まずは気軽にご相談ください。
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